朝6時台のセミナーで、ゴーグルをつけてもらう。そんな講話をしてきました。

ファミリアの交通安全講習について説明します。

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2026年10月6日、韮崎市倫理法人会様のモーニングセミナーで、約35分の講話を担当しました。テーマは「事故の原因は脳のバグ」と、警察官を辞めて起業した私の「捨てた私の今」。経営者の皆さんに、社員の通勤を守る話と、自分自身の話をしました。

この記事では、講話で話した内容を、経営者の方が明日から使える形でまとめます。

この記事でわかること

・VRで体験した「自転車の一時停止」で何が起きたか

・事故の原因は「脳のバグ」という考え方

・経営者が知っておきたい、社員の自転車通勤の3つのリスク

・「捨てた私の今」── 執着を手放した話

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まず、VRで事故を体験してもらいました

講話の冒頭で、参加者の代表の方にVRゴーグルをつけていただきました。場面は、自転車で見通しの悪い交差点に差しかかるところ。「止まれ」の標識があります。

体験のあと、感想をうかがいました。「気づいたときには、ぶつかっていた」。これが、事故の正体です。スライドで「一時停止は大事です」と言われても、人は変わりません。体で「見えていなかった」と知ったとき、初めて行動が変わります。

講話で共有した合言葉

「止まれ」は、両足をついて止まる。

自転車は道路交通法上の「車両」です。時速30kmなら1秒で約8m進みます。片足をついただけの「止まったつもり」では、交差点の中まで入ってしまいます。

事故の原因は「脳のバグ」

交通事故の現場で、運転手さんは必ず「確認していました」と言います。私は長く交通事故の捜査をしてきましたが、これは嘘ではありません。目は向いていた。でも脳が「安全だ」と判断した。だから事故が起きる。

「来ないだろう」「いつもの道だ」「遅れるな」。こうした思い込みは、本人の性格ではなく、脳の仕組みです。私はこれを「脳のバグ」と呼んでいます。バグは、座学では直りません。自分の脳にバグがあると体験で知ること。それが、ファミリアがVRを使う理由です。

経営者が知っておきたい、社員の自転車通勤3つのリスク

倫理法人会は経営者の会です。だから、社員の「通勤」に絞ってお話ししました。自転車通勤は健康にも環境にも良い。でも、経営者が知らないと困るルールが、この数年で大きく変わりました。

1. 自転車にも「青切符」(2026年4月から)

16歳以上の自転車の交通違反に、反則金制度(いわゆる青切符)が導入されました。一時不停止、ながらスマホ、信号無視などが対象です。「自転車だから注意で済む」時代は終わりました。

2. 自転車事故でも、高額な賠償

自転車が歩行者にぶつかり、数千万円の賠償を命じられた裁判例があります。通勤中の事故であれば、会社の責任が問われる可能性もあります。社員の自転車通勤を「本人任せ」にしていませんか。

3. 山梨県は自転車保険の加入が「義務」

山梨県の条例で、自転車利用者の保険加入は義務です(2020年10月から)。経営者として、通勤に自転車を使う社員の保険加入を確認しているでしょうか。講話では「明日、社内で確認してください」とお願いしました。

事業所でできる自転車の交通安全教育

警察庁の「自転車の交通安全教育ガイドライン」に沿った教育を事業所で行い、警察に報告すると「自転車の交通安全教育実施事業者」として公表される制度があります。ファミリアはこの制度に沿った講話・報告書づくりをしています。

「捨てた私の今」── 制服は返した、誇りは返さない

講話の後半は、私自身の話をしました。この春、警察官を辞めました。制服は返しました。でも、誇りは返していません。

辞めるとき、私が捨てたのは「警察官である」という執着でした。手に何かを握りしめていると、新しいものはつかめません。手を空けたから、VRと出会い、仲間と出会い、倫理法人会の皆さんと出会えました。

倫理法人会で学んだ「苦難は幸福の門」という言葉があります。苦難は、止まれの信号のようなものです。止まって、両足をついて、まわりを見る。すると、次に進む道が見えてきます。

参加者の皆さんへの問いかけ

今、あなたが握りしめているものは何ですか?

今週、一つだけ捨ててみてください。

倫理法人会・経営者団体での講話について

モーニングセミナーは朝6時台、時間は30〜40分。ファミリアの機材は、VRゴーグル1台・投影用PC・スピーカーで、設営は約5分です。会場の広さや人数を問わず、代表の方1名の体験を全員で見る形にしています。

山梨県内の倫理法人会では、甲府市・韮崎市で講話をさせていただき、ほかの単会でも予定しています。経営者の皆さんに「社員と家族を守る話」をお届けします。

講話のあとには、希望に応じて無記名のアンケート(行動宣言カード)を取り、集計を主催者にお返ししています。「何人が、何を、やると決めたか」が残るので、会報や次回のテーマ決めにも使っていただけます。

また、テレビ局のイベントや企業の安全大会でも同じ型で講話をしています。倫理法人会で聞いた内容を、そのまま自社の社員研修に持ち帰りたいというご相談も歓迎です。

よくあるご質問

講話の時間はどのくらいですか?

モーニングセミナーなら30〜40分。例会や研修なら60分まで対応できます。

VRは参加者全員が体験できますか?

セミナー形式では代表の方1〜2名に体験いただき、映像をスクリーンに映して全員で見ます。少人数の研修なら全員の体験も可能です。

テーマは交通安全だけですか?

交通安全のほか、特殊詐欺・防犯の講話も行っています。経営者向けには「社員の通勤を守る」「会社の信用を守る」の切り口でお話しします。

費用はどのくらいですか?

団体・時間・内容により異なります。地域の団体向けの連携価格もご用意していますので、まずはご相談ください。

まとめ

  • 韮崎市倫理法人会モーニングセミナーで、VR体験つきの講話を実施
  • 「止まれ」は両足をついて止まる。事故の原因は「脳のバグ」
  • 自転車通勤のリスクは、青切符・高額賠償・保険の義務の3つ
  • 捨てたのは「警察官である」という執着。手を空けたから、今がある

関連記事:飯田鉄工様 安全衛生大会の講話レポート/UTYエコフェス2026 元警部の交通安全教室/VR交通安全研修について

安全大会・社員研修の講話をお考えの方へ

「今年の安全大会、誰に頼もう」「同じ話の繰り返しになっている」。そんなときは、一度ご相談ください。VR体験つきの講話は30分から対応できます。人数・時間・会場に合わせて、中身を組み立てます。

お急ぎの方はお電話でも承ります。090-8742-0110(ファミリア 雨宮)。

この記事を書いた人

ファミリア/代表 雨宮 貴司(元警部・行政書士)

警察官として、交通事故の捜査と交通指導取締りの現場を長く歩いてきました。2026年6月、山梨県甲府市で交通安全コンサルティングの「ファミリア」を創業。山梨県で唯一、元警部が直接講師を務めるVR交通安全研修事業者です。

モットーは「110番を回す、その前に。」。取り締まる側から、事故を防ぐ側へ。企業の安全大会、経営者団体のセミナー、地域の交通安全教室で講話をしています。

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