「今年の安全大会、講話は誰に頼もう」。安全担当の方から、毎年こんな声を聞きます。せっかく全社員を集めるのに、話が終わった瞬間に忘れられてしまう。それでは、もったいない。

安全大会の講話レポート(96.3%が「役立つ」)企業様向け講話!!
2026年9月28日、飯田鉄工株式会社様(山梨県)の安全衛生大会で、交通安全講話を担当しました。社員の皆さんと協力会の皆さん約160名、さらに支社の方はZoomで同時に受講されました。
この記事では、60分の講話で何をしたのか、受講者135名の行動宣言カードに何が書かれていたのか、そして安全大会を「一回きり」で終わらせないために何を用意したのかを、講師の目線でまとめます。
・60分の安全大会講話の流れ(マジジャンケン・VR体験・行動宣言カード)
・行動宣言カード135件の集計結果(96.3%が「役立つ」)
・元警部が安全大会で大切にしている3つのこと
・講話を「数字」で会社に返す仕組み(3か月後の確認カード)
飯田鉄工様 安全衛生大会の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2026年9月28日(月)8:20〜9:20(60分・途中10分休憩) |
| 主催 | 飯田鉄工株式会社様・飯田鉄工協力会様 |
| 受講 | 社員・協力会の皆さん 約160名+支社からZoomで同時受講 |
| 内容 | 交通安全講話(VR体験・参加型ワーク)+防災ミニ講話(冠水路・車からの脱出) |
| 講師 | ファミリア 代表 雨宮 貴司(元警部・行政書士) |
| 配布 | 行動宣言カード(無記名)、持ち帰り資料2種(水没事故対策・生活道路30km/h) |
※会場や参加者の写真は、ご依頼主の方針により掲載していません。社名の掲載については、飯田鉄工様のご了承をいただいています。
60分の講話で、何をしたのか
安全大会の講話で一番こわいのは「聞いただけ」で終わることです。だから、座って聞く時間をできるだけ減らしました。手を動かす、立つ、ゴーグルをつける、隣と話す。流れはこうです。
講師がジャンケンの手を出し、皆さんは後出しで勝つ。これは全員できます。次に「後出しで負けてください」。すると会場がざわつきます。脳は「見た手に勝つ」を自動運転にしているので、考える前に手が出てしまう。この自動運転が、ハンドルの上でも起きています。
全員に立ってもらい、「今朝、急がなきゃと思った」「昨夜の睡眠が6時間未満」など7つの質問を読み上げます。当てはまったら座る。最後まで立っていられた方が今日の主役です。
大きな事故は、いつも「軽微」の顔をしてやって来ます。①低い物は運転席から消える、②フォークリフトは尻が振れる、③雪の日は視野が狭まる、④停まっていても事故は来る。どこの会社でも起きる4つの型を持ち帰ってもらいました。
交差点の右折と、駐車場の左折。「事故が起きると思う人?」と予測の挙手をしてから、代表の方にゴーグルをつけてもらい、画面を全員で見ます。体験のあとは隣の人と30秒。そして唱和「右折は影を疑う、ヨシ!」。
冠水路とアンダーパスには入らない。タイヤの半分が目安です。車に閉じ込められたときの脱出の3ステップ。そして2026年9月1日から始まった「線のない道は30km/h」の新ルール。
最後に、無記名のカードにレ点をつけてもらいます。「今日から実行すること」を1つ選んで◎。退場時に回収箱へ。これが後日、会社に返す「数字」になります。
行動宣言カード135件の集計結果
講話の翌日までに135名の方がカードを提出してくださいました。飯田鉄工様からご提供いただいた集計結果をもとに、ファミリアで分析しました。
・回答数 135名
・「現場・生活で役立つ」(そう思う+ややそう思う)96.3%
・「そう思う」だけでも 74.1%(100名)
・最も多い宣言「線がなく速度標識がない道は30km/hで走る」28.9%(39名)
・2番目に多い宣言「右折は影を疑い、止まれる速さで曲がる」23.0%
・2つ目の行動として最も選ばれたのは「駐車場は減速・指示器・一旦停止」31.3%
宣言の第1位が「30km/h」だったことは、講話のねらいと一致しました。30km/hでぶつかった歩行者は約9割が助かりますが、50km/hでは約2割に下がります(出典:内閣府「自動車の走行速度の低下による交通事故の低減効果等」)。9月1日からの新ルールが、自分ごととして受け止められたと感じています。
一方で、宣言が最も少なかったのは「脱出ハンマーを手の届く場所に備える」(2.2%)でした。個人の宣言としては広がりにくい備えです。飯田鉄工株式会社様では「すべての社用車に脱出ハンマーを備えている」とのことでしたので安全意識の高さに感動しました。
元警部が安全大会で大切にしている3つのこと
1. 聞くだけにしない
事故の現場を数多く見てきて分かったことがあります。事故を起こした人は、ほぼ全員「確認していました」と言います。嘘ではありません。目は向いていたのに、脳が「安全だ」と決めてしまう。これは知識で防げるものではなく、体で気づくしかありません。だからジャンケンをして、VRをつけてもらいます。
2. その会社で実際に起きたことを「型」にする
事前にご担当者と打ち合わせをし、この1年に社内で共有された事故やヒヤリハットを読み込みました。会場では固有名詞も状況の再現も一切しません。その代わり、どの会社でも起きる「4つの型」に変えてお話しします。自分の会社の話だと分かるから、皆さんの顔が変わります。
3. 数字で会社に返す
講話は、やりっぱなしにすると効果が分かりません。行動宣言カードを集計し、公的な統計と照らし合わせたレポートを納品しました。「何人が、何を、やると決めたか」が数字で残ります。ISO45001の7.2(力量)の有効性評価にも使っていただけます。
安全大会を「一回きり」にしない仕組み
レポートには、3か月後に「できたか」を確認するカードの案も添えました。9月28日に宣言した行動を、12月に同じ項目で聞くだけです。「できた・一部・できず」。これで、講話の効果を数字で確かめられます。
安全大会は、会社の1年で最も多くの人が同じ話を聞く時間です。その60分を「行動」と「数字」に変える。それが、ファミリアの安全大会講話です。
よくあるご質問
- 講話の時間は何分から対応できますか?
-
30分から対応しています。今回は60分(休憩10分込み)でした。安全大会の式次第に合わせて、VR体験やワークの数を調整します。
- 人数が多くても大丈夫ですか?
-
はい。今回は約160名+Zoomでした。VRは代表の方に装着いただき、映像をスクリーンに投影して全員で見る方式です。人数が多いほど「予測の挙手」や「唱和」が盛り上がります。
- 会社の事故事例を話してもらえますか?
-
事前に共有いただければ、固有名詞を出さず「型」に変えてお話しします。会場で誰かを責める形には絶対にしません。
- アンケートやレポートは必ず付きますか?
-
行動宣言カード(無記名・レ点式)と集計レポートは標準でご用意しています。御社の様式に合わせることもできます。
- 山梨県外でも来てもらえますか?
-
はい。出張費を含めてお見積りします。まずはお問い合わせください。
まとめ
- 飯田鉄工様の安全衛生大会で、約160名+Zoomに60分の講話を実施
- マジジャンケン・VR体験・行動宣言カードで「聞くだけ」にしない
- 135件の行動宣言カードで96.3%が「役立つ」、宣言1位は「30km/hで走る」
- 集計レポートと3か月後の確認カードで、講話を「数字」に変える
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安全大会・社員研修の講話をお考えの方へ
「今年の安全大会、誰に頼もう」「同じ話の繰り返しになっている」。そんなときは、一度ご相談ください。VR体験つきの講話は30分から対応できます。人数・時間・会場に合わせて、中身を組み立てます。
お急ぎの方はお電話でも承ります。090-8742-0110(ファミリア 雨宮)。
警察官として、交通事故の捜査と交通指導取締りの現場を長く歩いてきました。2026年6月、山梨県甲府市で交通安全コンサルティングの「ファミリア」を創業。山梨県で唯一、元警部が直接講師を務めるVR交通安全研修事業者です。
モットーは「110番を回す、その前に。」。取り締まる側から、事故を防ぐ側へ。企業の安全大会、経営者団体のセミナー、地域の交通安全教室で講話をしています。


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